2019.02
Interview
開発マネージャ
Ganchan
ハーツテクノロジーで一番大きなプロジェクトのマネージャを務めるGanchanさん。
これまでの開発経験にはなかった、新しいスタンスでのプロジェクトマネジメントで前向きに仕事ができているようです。信頼関係が土台にあるプロジェクトの進め方について聞いてみました。
どのような経緯で、ハーツテクノロジー株式会社を選びましたか?
もともと、ハーツテクノロジーの前身の会社に在籍していました。
その会社には、知人が在籍していて、転職先を探していたときに誘われたのがきっかけでした。そこではサーバのサービスのサポートや新規企画などを期待されていたのですが、なかなか自分の役割を見いだせずにいたんです。
そのうちに、今のハーツテクノロジーの元となった受託開発部門で人が足りないという状況から、現在ハーツの役員である枝松さんに手伝わないかと誘われたのがスタートです。
そして、ハーツテクノロジーができるときに社長の大和さんに声を掛けていただき、現在に至ります。
ハーツテクノロジーのイチオシなところを教えてください。
案件全体を「任せてもらえる」という点ですね。
メンバー全員で、一緒に問題を解決していこう、という雰囲気があります。
もちろん、開発の現場では、業務を任せてくれることってあると思うんですが、それは締め切りが設定されていて、それまでにこのサービスを作る、あとは自由に、みたいなものですね。
そういう場合は「任せてくれる」というよりは「放りっぱなし」に近いことが多かったように思います。裁量があるというよりは、何もかも押しつけられる形になってしまったりして。
かなり以前の職場での話ですが、提案してもダメ出しされて実際には何もできなかったり、工夫する自由は実はあまりないのだけれど、スケジュールの管理から何かあった場合の責任まで、すべて自分でとらなければならない…みたいなことが割とありました。その上、質問しても回答がもらえなくて、こちらで考えてやってみたら「違う」と言われてしまったり。
ダメ出しされるたびに疑心暗鬼になる自分がいたりして、純粋に「良い物を作ろう」っていうモチベーションが下がっていくのを感じていました。だんだん孤独になっていき、目の前にどんどん積まれていく山積みの仕事を何とかすることだけで精一杯になり…あまり良い状況ではなくなっていたように思います。
その点、ハーツテクノロジーではものすごく前向きに、案件を丸ごと「任せて」くれます。
案件全体を、自分で責任を持って管理をすることになるんですけれど、問題にぶつかったら社内外のメンバーと相談できますし。裁量ももちろんありますが、チームとして進めていける安心感も強くて、おかげで、余裕が出てきました。
相談と言えば、海老名事務所に来たばかりの頃は、案件を進めるたびに社長の大和さんにあれこれ確認していたんですよね。なぜなら、かなり以前の現場で、勝手に進めて、進めた内容や方向性は合っていたと思うのですが、よくある、上司の「オレは聞いてない」で、トラブルになりかけたことがあったので、自分を守るためにも、確認する癖がついていたんですよね。消極的な反抗というか自己防衛というか、そんな気持ちだったんだと思います。
でも、大和さんはあるとき、「もうそろそろ大丈夫。心配なとき以外はどんどん進めちゃって。報告そのものが仕事になっちゃダメだよ」って言ってくれて。
……とはいえ何度も聞いてしまいましたが(笑)。
最初は不安もあったんですけど、近頃は細かく聞かなくなりました。
こちらを信頼して任せてくれて、何かあったらみんなで、場合によってはお客様も一緒になって相談して解決する、っていうハーツテクノロジーの進め方に慣れてきたんでしょうね。
放置とか丸投げとは全然違う、本当の意味で「任せて」くれる。
でも、困ったとき相談すれば親身になって話を聞いてくれる。
それがハーツテクノロジーのイチオシなところです。
現在はどんな業務に従事していますか?
プロジェクトマネジメント中心に業務をしています。
案件全体の責任を持って、進捗確認やお客様との打ち合わせなどが主な仕事ですね。
私はフロントやサーバが分かるので、AWSの設定などは自分でやったりもします。
とはいえエンジニアの頃に比べると、コードを書くことは減りましたね。マネジメントが主な仕事になったというのもありますが、ハーツテクノロジーには、ものすごいエンジニアがいるんです。
それを目の当たりにして、自分では追い付かないなと実感しまして。それよりも自分が何をすればチームとしての力をより発揮できるのか…を意識するようになりました。ハーツテクノロジーにきてから、自分はメンバーがいかに気持ちよく効率的に仕事を進められるかという、環境の整備みたいな方によく気が回るようになったし、その点を評価していただくことが多くなりました。
細かい作業は自分でやることもありますが、基本はマネジメントや管理が仕事です。というと上から目線みたいに聞こえるかもしれませんが、私は下からメンバーを支えるような視点での仕事がメインになっています。
ハーツテクノロジーでのやりがいを教えてください。
イチオシの点と重なるんですが、やはり案件を任せてもらえるところでしょうか。
チームのリーダーとして案件を丸ごと見ることができるので、自分たちの動きが売り上げに直結していることが分かりますし、それが見えるのはやりがいになります。
見える、という点では、お客様と直接話すことが多いのもやりがいに繋がってますね。
製品やサービスを作っていく最中、お客様と話す機会が多いんです。
その中で、お客様からお礼の言葉をいただいたり、喜んでいただいたりする場面に出会うと、これを作って良かったなあ、と思います。
お客様の生の声は、一緒に作ってくれたメンバーにも必ず伝えますし。チームで仕事ができることの大きなやりがいですね。
もともとエンジニアで、室内でコードを書くことが多かったので、こういう形でお客様とコミュニケーションする機会はあまりなかったんです。
客先常駐でしたので、お客様の現場にいたことはいたんですが……ピリピリしてたりしますしね。
ハーツテクノロジーでは、それとは違うコミュニケーションができていて、お客様と一緒に問題を解決する、イイモノを作るために生の声を聞きながら開発を進めています。
私はまだうまくできないのですが、社長の大和さんからはよく、「お客様が瞬間的に気分を害するような提案だとしても、それがプロジェクトにとって良いことだと思うのであれば躊躇なく提案をすべき。それを採用するかどうかはお客様が決めること。それに気づいているにもかかわらず、気分を害するかもという理由で黙っていることが一番失礼!」と言われるのですが、こういった、ぶれることのない方針を会社としてしっかりと示してくれることは、開発の現場を預かる人間として本当に安心できます。
単純にこちらの品質に不足がありバグが出たりして、お客様に厳しいご意見をいただくこともありますけど、無事に課題を解決できたときには「よかった」とお声をいただけて。
お客様も一緒になって、一つのチームとして前に進んでいる実感は強くあります。これもまた、ハーツテクノロジーならではの、やりがいだと感じています。
オフィスの雰囲気はどんな感じですか?
なんというか……「明るい」ですね。
開発会社なので集中するときは集中して静かですけれど、それだけではないです。
休憩時間はみんなで雑談していますし、話しやすい雰囲気です。おそらく、話しかけられて嫌っていう人はいないんじゃないかな。
毎月飲み会があるんですが、社員全部で20人くらいのメンバーでも普段はあまり話をしない人もいて、そういった人とも気軽に話ができて、イイ感じです。
いわゆる、強制参加!みたいなものではなくて、来たい人だけ来る感じですけど、いつも8割くらいは来ている感じです。特に若い人たちはかなり出席率が高い気がします。
近所の「焼肉ドン!」というお店に行くことが多いのですが、そこの「タン下」ってのが希少らしいけど安くて旨いんです(笑)
今後、ハーツテクノロジーで何をやっていきたいですか?
今のハーツテクノロジーは、受注案件メインで業務をしています。これらを大事にしながら、受注案件で困っていることを解決するような、新しい製品やサービスを作っていきたいと思っています。
お金を儲けるということだけでなくて……、あ、お金が大事なのはもちろんなのですが。
それは念頭に置きつつ、エンジニアリングで足跡を残したいですね。
「世の中を驚かせるサービス」みたいなものが、私たちの手で作れたらと思っています。
最後にひと言お願いします。
ハーツテクノロジーと言えばこれ!って、胸を張って言えるものを、生み出していきたいですね。
一緒に作り出したいと思ってくれる仲間が来てくれるのを楽しみにしています。
(終)